この記事では「Webライターは稼げる?」「未経験からでも独立できる?」と疑問を抱く方に向け、フリーランス協会の調査結果を交えながら、Webライターの年収や独立に必要なスキルをご紹介します。
Webライターの平均年収は200万円未満が多い
まずは、Webライターの収入について見ていきましょう!
フリーランス白書2020年の調査結果
年収 | 割合 |
400万円未満 | 16.7% |
800万円未満 | 14% |
800万円以上 | 6.5% |
フリーランス協会が調査したフリーランンス白書2021を見てみると、出版メディア系フリーランスの年収は上記のとおりです。
フリーランス白書2019年の調査結果
年収 | 割合 |
200万円未満 | 32% |
400万円未満 | 26.9% |
600万円未満 | 21.5% |
800万円未満 | 8.2% |
ご覧のとおり、2019年と2020年では調査対象が異なるため「Webライターの平均年収は◯◯万円」とハッキリ分かるデータが存在しません。
しかし、過去2年のデータからWebライターの年収は200万円未満、次いで200〜400万円の人が多いといえると思います。
Webライターの収入源
WEBライターの収入源
- 固定報酬(文字単価〇円、または原稿料1本〇円など)
- 成果報酬(アフィリエイトブログ、有料note、書籍の執筆など)
Webライターの収入源には、大きく分けて2つがあります。
ライターの需要自体は増えているものの、専業ライターだけでなく副業ライターも多いため、供給過多によって価格が下がってしまうというのが低単価の要因です。
はじめから高単価案件を受注できれば良いですが、実績やスキルが少ないWebライターの場合はなかなか厳しいのが現実です。
Webライターとして独立するメリット
「Webライターは年収の高い職業ではない」と前述しましたが、そうはいっても年収600〜800万円を超えるライターも存在します。
独立してすぐ600万円以上を稼ぐというのは至難の技ですが、副業で既にWebライターとして活動している方であれば、年収400万円は現実的な額です。
ここからは、Webライターとして独立するメリットをご紹介します。
好きな時間に仕事ができる
朝はゆっくりして昼から仕事をしたり、クライアントとの打合せも午後に調整できたりと、好きな時間に働けます。
満員電車とも無縁!これだけでストレスはかなり軽減されると思います。
仕事を選べる
独立し、実績を重ねていけば仕事を選べるようになります。単価が低い仕事は断る、得意なジャンルの執筆を担当するなど、スキル次第で交渉も有利に進められます。
Webライターとして独立するデメリット
Webライターとして独立するメリットがある一方で、デメリットも存在します。
スケジュールとタスク管理が大変
案件を複数抱えるケースも少なくないため、期限から逆算し、滞りなく進行するスケジュール管理が大切となります。
また、仕事がないときのモチベーション管理、やる気スイッチが入らないときの対処法など、自分の特性や限界を知っておくことも重要です。
仕事がいつなくなるか分からない
リスクを分散するには、あらかじめ複数のクライアントと契約しておくことがポイント!契約期間をできるだけ長く設定したり、受注のボリュームを増やす交渉力も必要になります。
Webライターとして独立するために必要なスキル
Webライターとして独立するためには、最低限必要なスキルが4つあります。
1. 社会人としての基本的なスキル
Webライターに限りませんが、社会人としての基本的スキルそしてビジネスマナーを身につけていない人は、独立後に苦労します。
「ライターは文章を書ければ、それで良い」とはいきません。
仕事を請けるための営業活動、単価や契約の交渉をはじめ、継続的に仕事を受注するためにはクライアントと良好な関係を築く必要もあります。
つまり、クライアントに好かれるWebライターになるのが一番です。
2. ライターとしての専門性
Webライターとして「得意分野は◯◯」と言える専門性も必要なスキルの一つです。
当ブログも「マンションリノベーション」についての記事を多く書いています。現在はブログがポートフォリオになり、ブログ経由で執筆依頼をいただくことも少なくありません。
3. Webマーケティングの知識
ポイント
- SEOの知識
- アフィリエイトの知識
- セールスライティングの知識
ライターとして継続的に仕事を続けるには、Webマーケティングの知識が必要不可欠です。
実務ではSEO対策をはじめ、アフィリエイトの仕組み、アフィリエイトで成果を出すためのセールスライティング力が問われます。
この点、ブログなどで既に収益化しているWebライターであれば、その経験を実務にも生かせます。
4. 仲間や人脈、コネクション
一人で黙々と作業をするライターは孤独を感じやすい職業です。気楽な半面、人との繋がりが少ないことで成長を感じられないと感じる場面もあります。
またWebライターは、情報のアンテナを常日頃から感度高くしておきたいもの!そのため、
- SNSなどを通じてライターが集うコミュニティに参加する
- クライアントのメディア担当とコネクションを持つ
というのも非常に大切なポイントです。
実体験!わたしがWebライターとして独立するまでの流れ
長年、営業職だったわたしが独立するきっかけになったのはブログです。副業としてブログをはじめたことが独立に繋がりました。
ステップ1. 副業でブログをはじめる
わたしが最初に取り組んだのはブログ運営です。ブログを開設し、収益化できるようSEOやアフィリエイトの勉強をしながらサイト運営を続けていました。
ステップ2. 副業でクライアントから仕事を請ける
ブログを運営する中、徐々にブログ経由で執筆依頼をいただく機会が増え、少しづつ固定報酬が増えていきました。この経験を機にクライアントの数を増やし、仕事の受託先を複数確保していきます。
ステップ3. 独立開業
ブログ開設から2年後に開業届けを提出!ブログも運営していることから、寄稿の依頼、記事監修のオファーなども年々増えています。
Webライターとして独立したいなら副業ブログがおすすめ
わたしが実感するブログのメリットは以下のとおりです。ブログはパソコンさえあれば自宅でできるうえ、初期費用も大したことはありません。
副業ブログのメリット
メリット
- 初期費用が安い
- 困っている人の役に立てる
- 自分の体験をお金に変えられる
- 時間と場所に縛られない
- 稼ぐ仕組みを作れば放置しても収入源になる
- 思考の整理になる
- 文章力がアップする
- 名刺代わりになる
- Webライターなど転職に活かせる
- アンバサダーやモニターなどの依頼がある
副業ブログのデメリット
デメリット
- 記事作成に時間がかかる
- コアアップデートなどによりPVや収益が激減することがある
メリットに比べ、ブログのデメリットは非常に少ないと感じます。手間さえ惜しまなければ、これ以上の副業はない、とも言い換えられるのではないでしょうか。
Webライターになるためのスキルと体験談まとめ
まとめ
- ライターとしての専門性を身につける
- Webマーケティングの知識は必須
- 仲間や人脈、コネクションも必要
Webライターとして独立したわたしですが、ご縁あって今はコンテンツディレクターとして企業で働きながら、個人の仕事を続けています。
独立後に再び会社員の道を歩むとは思ってもいませんでしたが、独立の経験やそれまでの実績があったからこそ、パラレルワーク(複業)ができているのだと実感!
思い切って独立したことで、今はWebライターの領域以上の仕事を担当でき、やり甲斐のあるポジションでスキルアップできています。
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