ホワイトセージといえば、エキゾチックな香りが魅力の植物ですよね!「人や物を浄化する力がある」ともいわれ、わたしもお香として長年愛用しています。
しかしながら「逆効果と聞いて心配」「危険性は?」と不安を抱く方が少なくありません。そこでこの記事では、ホワイトセージの効果と注意点をご紹介します。わたしが購入しているおすすめのホワイトセージについても触れていますすので、ぜひ参考にしてください。
「ホワイトセージは危険」「逆効果」といわれる理由
そもそもホワイトセージは「聖なるハーブ」として、古くからネイティブアメリカンの間で使われてきた植物です。
セドナのあるカリフォルニア(スピリチュアルが根付く地)に自生することから、浄化力が高いといわれています。
一方で、使い方によっては「低級霊」を呼び込んでしまうとされており、これが「危険」「逆効果」といわれる理由です。
ホワイトセージに幻覚作用はない
ネイティブアメリカンの儀式などでは、シャーマンがホワイトセージを使うことがあります。
こう聞くと「幻覚作用のあるのでは?」と不安になるかもしれませんが「燻す」あるいは「香り」のために使う場合、幻覚がみえたり、トリップしたりすることはありません。
ホワイトセージの危険性に関する科学的な根拠はない
ホワイトセージは、霊的な存在とのつながりが強いといわれているため、ホワイトセージを使う人がネガティブな状態にあると、前述のとおり低級霊を呼び込む、つまり「危険」とされます。
ただし、科学的な根拠があるわけではありません。
あくまで捉え方の違いであり、精神状態によっても受け取り方はさまざまなので、危険かどうかは感じ方次第です。
ホワイトセージの効果
ホワイトセージの効果
- 成分:ビタミンやミネラルが豊富なため抗酸化作用がある
- 食用:肉の臭みを消す効果がある
- 殺菌:邪気を払ったり人や空気を浄化する効果がある
ビタミンやミネラル、抗酸化物質が豊富に含まれているホワイトセージは、その成分の特性から化粧水として使われることもあります。
また、ホワイトセージが放つ香りは肉との相性も抜群!臭みを取ったり、香りづけに使ったりするのも効果的です。ホワイトセージでスプレーを作り、殺菌効果を狙った使い方をする方法もあります。
ホワイトセージの安全性
セージは食物に使用される通常量を摂取しているのであれば安全であり、研究ではそれを上回る量を最長4カ月間、安全に摂取しています。
しかし、コモンセージ(Salvia officinalis)などの一部の品種にはツヨンと呼ばれる成分が含まれており、動物実験では発作を引き起こすことが示されているため、人でも発作が起こる可能性があります。
セージのエッセンシャルオイル(高濃度のツヨンが含まれる)の使用と発作に関連性があることを示唆する症例が報告されています。セージの高用量または長期間の使用は安全ではない可能性があります。
厚生労働省の情報によると、食物に使用される通常量の摂取であれば安全とされています。
一方で「高用量または長期間の使用は安全ではない可能性がある」とも記されているので、摂取する場合はセージの種類と量に注意が必要です。
犬や猫を飼っている場合はホワイトセージの使い方に注意が必要
アロマオイルはボタニカルな成分なので健康にいいと考えがちですが、ねこちゃんにとってはNGです。
というのも猫は肉食動物なので、身体の構造上、植物をうまく消化できません。
「横浜南動物病院」の情報によると、犬や猫を飼っている場合「ミントをはじめとするハーブやアロマオイルの扱いには注意が必要」とされています。
香りを楽しみたい場合はホワイトセージに限らず、犬や猫を隔離した状態での使用が条件となるようです。
妊娠中・授乳中の方は使用を控えたほうが良い
成分のツヨンが有害な作用をもたらす可能性があるため、妊娠中のセージの使用は安全ではないと考えられます。
授乳中のセージ摂取の安全性についてはほとんどわかっていません。
厚生労働省では、妊娠中・授乳中の方の安全性をこのように記載しています。妊娠中・授乳中の方は、念のためホワイトセージの使用を控えたほうが良いかもしれません。
知っておきたいホワイトセージの基礎知識
続いて、ホワイトセージの種類と用途をみていきましょう!
代表的なセージの種類と用途
代表的なセージの種類と用途
- 食用 :コモンセージ、クラリーセージ
- 観賞用:アメジストセージ、メドーセージ、サルビア、チェリーセージ
- お香 :ホワイトセージ
セージにはさまざまな種類があり、用途も「食用」「観賞用」「お香」に分かれます。サラダやスープに入れたり、肉料理の臭み消しに使ったりと、スパイスのような使い方をする方も多いです。
セージとホワイトセージの違い
「セージとホワイトセージは何が違うの?」と聞かれることがありますが、ホワイトセージはセージの一種です。
セージといっても、その種類は実に500以上あり、前述のとおり食用や鑑賞用など、それぞれで効能や利用方法が異なります。
ホワイトセージの使い方
ホワイトセージの使い方
- お香として香りを楽しむ
- スマッシングで空気を浄化する
- 古道具に煙をくぐらせる
セージの用途には「食用」「観賞用」「お香」があると前述しましたが、お香として使われる「ホワイトセージ」は主に、3つの楽しみ方があります。
セージを使うタイミング
- 掃除をしたあと
- 来客の予定がある日
- 気分がパッとしないとき
ホワイトセージにはリラクゼーション効果があるので、掃除後は特に頭も気分もスッキリする気がします!
また、古道具やヴィンテージ雑貨が好きなこともあり、魔除けの意味でホワイトセージを使うこともあります。
ホワイトセージは産地で選ぶ
ホワイトセージは、前述のとおりカリフォルニアで自生する植物です。そのため、購入する際は、化学肥料や農薬を使わずに育てられたカルフォルニア産をおすすめします。
日本をはじめ、他の地域で栽培されたホワイトセージもありますが、わたしはなるべくオーガニックなホワイトセージを選ぶようにしています。
セージは「クラスタータイプ」と「ルーズリーフタイプ」に分かれる
ポイント
- クラスタータイプ:葉っぱのみ
- ルーズリーフタイプ:葉っぱと茎
ホワイトセージは「茎」の有無によって、クラスタータイプとルーズリーフタイプに分かれます。わたしのおすすめは、茎ありのルーズリーフタイプです。
ホワイトセージは乾燥させて使うものなので、茎と葉が一緒になっているほうが自然といえます。
セージの正しい保管方法
乾燥させたホワイトセージは湿度に弱いため、保管する際は必ず密閉容器に入れておきましょう。シリカゲルなどを一緒に入れると尚良いです。湿気が少なく、直射日光が当たらないところを選んで収納してください。
ホワイトセージの危険性は?逆効果?注意点まとめ
ホアイトセージには独特の香りがあるので、中には「苦手」という方もいますが、わたしはあの香りが大好きです。
また、一般的なお香よりも、浄化作用があるホワイトセージを使う機会のほうが、圧倒的に多いです。
100均にもホワイトセージのお香が売られていますが、使うならやはり本物のホワイトセージが一番!
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