一般的に、キッチンカウンターの高さは85cmから90cmの間で設定されます。しかしながら「85cmと90cmで迷う」「155cmの女性にあうのはどっち?」と高さについて迷う方が少なくありません。
そこでこの記事では、キッチンの高さを決める方法と、後悔しないためのチェックポイントをご紹介します。キッチンの高さについてお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
我が家のキッチンの高さは85cm
2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションした我が家のキッチンは高さ85cmです。
夫の身長176cm 妻の身長155cm
キッチンの高さを85cmにしたのは、夫の身長を考慮したことも理由の一つです。夫の身長は176cmなので、キッチンの高さをわたしにあわせると、食器洗いや調理をする際、腰が痛くなるかもしれません。
後述しますが、キッチンが高い場合はマットを敷くなどで対策できるので「低くしたことで後悔した」というのを避けるためには、少々高いほうを選ぶほうが良いと感じています。
知っておきたい!キッチンの高さを決める方法
キッチンの高さを決める方法には、主に3つあります。次項で詳しく見ていきましょう!
決め方1. 身長から割り出す
身長 ÷ 2+5cm
身長から割り出す方法は、キッチンメーカーのカタログなどでも紹介されていて、日本ではよく使われている計算式です。
例えば、身長が160cmの場合は「160cm ÷ 2 + 5 =85」で85cmになります。
決め方2. 床から肘までの高さから割り出す
肘高−10cm
こちらは海外でよく使われている計算式です。料理や洗いものなどの動作の大半が、肘を起点に腕を動かすため、これによって考えられた計算式です。
一昔前までは、身長で割り出す方法が主流でしたが、近年は「肘高−10cm」を取り入れる方が増えています。
決め方3. 今使っているキッチンと比較して決める
もし、今のキッチンの高さに不満がなければ、新しいキッチンも同じ高さで問題ないかもしれません。
しかし「高さがイマイチあっていない」と感じる場合は、前述した「身長」もしくは「床から肘までの高さ」から、ベストな高さを検討してみてください。
キッチンの高さで迷ったら高いほうを選ぶ
迷うときの判断基準
- 高さに迷うときは「高い」ほうを選ぶ
- 家族の誰にあわせるか迷うときは、キッチンを頻繁に使う人の身長にあわせる
繰り返しになりますが、キッチンカウンターの高さは一般的に、85cmから90cmの間で設定されます。
しかし「それでも迷う」という方は、高いほうもしくはキッチンを頻繁に使う方の身長にあわせて、高さを決めましょう。
我が家の判断基準
- 夫の身長:176cm(176cm ÷ 2 + 5 =93cm)
- 妻の身長:155cm(155cm ÷ 2 + 5 =82.5cm)
例えば、わたしたち夫婦の場合、夫の高さにあわせると90cm前後になりますが、キッチンを使うのは主にわたし(妻)です。
キッチンの高さで後悔しないためのチェックポイント
チェックポイント
- キッチンマットの有無
- スリッパの有無
- まな板の厚み
- ガスコンロ or IHのどちらか
キッチンの高さを決める方法に続いて、チェックしておきたいのが、こちらの4つです。例えば、キッチンマットを敷くご家庭であれば、その厚みを考慮した高さにすると良いしょう。
また、スリッパを履く場合も同様ですし、厚い木のまな板をお使いなら、高いキッチンで料理すると「使いにくい」と感じるかもしれません。
ガスコンロの場合は五徳(ごとく)の高さに注意が必要
キッチンの熱源がIHであれば問題ないものの、ガズコンロの場合は「五徳(ごとく)」の高さに注意が必要です。
仮に、身長の低い人がキッチンを高くした場合、五徳が原因での手元の高さが高くなってしまい、重たい鍋を扱うのが大変かもしれません。
そのため、キッチンの高さの目安を決めたら、あとは足元(マットやスリッパ)と手元(まな板や熱源)をチェックし、最終判断してください。
キッチンの高さで後悔しないための判断基準まとめ
高さのあわないキッチンを使い続けていると、作業効率が落ちるだけでなく、腰痛などの身体的なトラブルを引き起こす場合もあります。
そのためキッチンを購入する際は、ショールームで実際にシミュレーションをすることも大切です。
この記事でご紹介した内容を参考に、あなたにあうキッチンの高さを見つけてみてください。
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