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分譲マンションリフォームは管理組合の許可必須!申請手順も紹介

ヨコヤム
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こんにちは!ライフスタイルリフォームアドバイザーのヨコヤムヤムです。

分譲マンションをリフォーム・リノベーションする際は、管理組合への事前申請が必須となります。管理規約を無視したり、未確認のまま工事を進めるのは絶対にNGです。

そこでこの記事では、事前にクリアすべき許可手続と、工事ができない場所についてご紹介します。

分譲マンションには専有部分と共用部分があり、工事できない場所がある

分譲マンションには専有部分と共用部分がある

エントランスやエレベーターは共用部分にあたります

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分譲マンションには専有部分共用部分があり、マンションの購入者は「区分所有者」とも呼ばれます。

ここでは、知っておきたい「専有部分」と「共用部分」について、みていきましょう。

専有部分とは

専有部分とは

専有部分とは、区分所有者が単独で所有するスペースのことです。

住戸が専有部分にあたりますが、正確にはコンクリートの躯体に囲まれた内部となります。

意外に思われるかもしれませんが、ベランダやバルコニーは専有部分ではなく共用部分です。そのため、好きに改修することはできません。

分譲マンションは、複数ある戸数の中の一部屋を購入しますよね?

そのため、区分所有者は文字通り「専有部分を所有する人」になります。

また、リフォーム・リノベーションを行う際は基本的に、「専有部分」のみが工事の対象です。

しかしながら、専有部分であっても「工事NG」の場所がある点(後述)には注意してください。
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共用部分とは

共用部分とは

共用部分とは、区分所有者全体で所有している部分のことです。

エントランスや廊下、屋上など専有部分以外を指します。

また、エレベーターや給排水などの設備も専有部分にあたります。

繰り返しになりますが、マンションのリフォーム・リノベーションは管理組合の事前許可が必ず必要です。

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管理規約を確認せず工事を進めるのは、トラブルのもとになってしまいます。

要注意!リフォーム・リノベーションは所有権のある範囲のみ工事可能

リノベーションは所有権のある範囲のみ工事可能

リノベーション工事中の我が家です

共用部分は、区分所有者全員で「共有」しているものであるため、個人の判断で自由に工事はできません。

共用部分に関する工事や改修は、管理組合による「通常総会」や「臨時総会」で決めることになっています。
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専有部分にある玄関と窓は共用部分に区分される

専有部分の玄関と窓は共用部分に区分される

リノベーションでは内側の窓のみ交換しています

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「ベランダやバルコニーは共用部分」と前述しましたが、住戸の玄関ドアや窓も実は「共用部分」となります。

ただし、「玄関ドアの交換はNGでも、内側部分の塗装はOK」というケースもあり、細かい規約はマンションによります。

また、二重窓の場合は、内側サッシの交換・取り付けならOKというケースが多いです。

分譲マンションのリフォーム・リノベーションはどこまでできる?

分譲マンションのリフォーム・リノベーションは、「どこまで、どこのような工事をしたいか」によって、できる・できないが分かれます。
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ここでは、我が家が実際に行ったスケルトンリフォームを例に、3つの「できないかもしれない」をご紹介します。

※スケルトンリフォームとは、住居の内装や設備を取り払い、専有部のほぼ全てを丸裸=スケルトンにすることを指すリフォームのこと

1. 表し天井はできないかもしれない!ポイントは階数にあり

コンクリートの表し天井

表し(スケルトン)にした我が家の天井です

ポイント

  • 最上階の部屋
  • 断熱材の状態
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コンクリートの表し天井は、フルリノベーションで我が家も取り入れた内装仕上げの一つです。

「分譲マンションなら問題なくできるはず」と思われがちですが、上記の二つに該当する場合はNGとなることもあります。

そのため、分譲マンションを内覧する際に必ず「天井を抜けそうか」ということを確認してください。

2 無垢フローリングはできないかもしれない!ポイントは管理規約にあり

我が家は、オーク(ナラ)の無垢フローリングにしています

リフォーム・リノベーションを機に、「床を無垢フローリングにしたい」という方は年々増えています。

しかし、ここで厄介なのがマンションの管理規約です。

なぜなら、管理規約に「フローリング禁止」があれば、たちまちアウトだからです……。
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床暖房を採用したい場合も同様のため、事前に必ず管理規約をチェックしておきましょう。

3. キッチンの間取り変更はできないかもしれない!ポイントは配管の勾配にあり

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リフォーム・リノベーションによって、キッチンの向きを変更できたとしても、配管の関係で床を高くしなければならないケースが多々あります。

その理由は、配管に勾配が必要だからです。

パイプスペースまでの距離や水まわりの間取りによっては、バリアフリーにすることも難しいケースがあるため、希望する際は事前にしっかり確認してください。

リフォーム・リノベーション前に必要な管理組合への申請手順

手順担当者
1. 管理組合の理事長へ挨拶する施主
2. マンションの管理規約を確認する施工会社+施主
3. 上下階に住む住民へ挨拶する施工会社(施主でもOK)

ここからは、リフォーム・リノベーションする際の申請手順について、ご紹介します。

step1. 管理組合の理事長へ挨拶する

分譲マンションをリフォーム・リンベーションするとなった場合、管理組合への工事申請はリフォームを行う施工会社が主に進めます
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「施工会社に任せておけば心配ない」という意見もありますが、わたしは並行してまず「理事長に挨拶する」ことをおすすめします。

理事長と顔見知りであれば問題ないものの、そうでない場合は事前に直接挨拶をしておくほうが何かと良いと思うからです。

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また、リフォーム・リノベーションの許可を得るには、時間がかかることも念頭に置いておきましょう。

仕事や留守で、管理組合の理事長や役員の許可がすぐに降りないこともあり、何日か掛かることがほとんどです。

step.2 マンションの管理規約を確認する

マンションの管理規約

分譲マンションの管理規約には必ず、リフォーム工事に関する取り決めが記載されています。

そのため、まずはその内容を確認し、不明な点は必ず質問しておきましょう。
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曖昧なまま、工事を進めてしまうのは危険です。

たとえ小規模な改修であっても、無許可での工事はご法度だからです。

step.3 上下階に住む住民へ挨拶する

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管理組合の許可が降りたら、次は隣や上下階に住む方にも挨拶をしておきましょう。

工事期間中は資材の搬入や騒音などで、周囲にどうしても迷惑を掛けてしまうからです。

挨拶する際に、工事の日程や時間などを伝え、最大限の誠意を示しながら近隣の理解を得ておけば、クレーム対策にもなります。
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住民への挨拶は、リフォームを行う施工会社に代行してもらえますが、施主が行っても特に問題はありません。

画像にあるようなプチギフトを用意し、挨拶することをおすすめします。

分譲マンションリフォームは管理組合の許可必須!申請手順まとめ

「工事の許可申請は、施工会社に任せておけば良い」と考える方は少なくありません。

しかしながら、マンションに住むのはあなたです!

そのため、管理規約の内容を理解し、管理組合について知っておくことは非常に大切なことだと感じます。

工事の許可に限らず、管理組合とのやり取りはマンション購入者にとって避けて通れないことの一つです。

手間ではありますが、工事をスムーズに進められるよう、一つ一つ丁寧に進めていってください。

  • この記事を書いた人

ヨコヤムヤム

こんにちは!LSリフォームアドバイザーのヨコヤムヤムです。2012年東京から札幌へ移住。中古マンションを購入し、フルリノベしました。リノベと暮らしと趣味のログを更新中。専門媒体への寄稿・監修もしています。

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