インテリアの雰囲気を一変させるアイテムといえば、ソファやテーブルのほかに「照明」がありますよね!
そこでこの記事では、世界に数多ある照明の中から、個人的にも大好きなバウハウスの名作「カイザーイデル」をご紹介します。デスクランプやフロアランプなど、カイザーイデルの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
「カイザーイデル」はドイツ照明の象徴
KaiserIdell(カイザーイデル)は、愛嬌のある丸いフォルムが特徴的なランプです。画像にあるデスクランプは、大きなシェードとアーチ型の支柱が印象的なデザインとなっています。
クリチャンデルは、バウハウスの金属工場で腕を磨いた職人です。
バウハウスとは
建築やインテリア好きのみならず、デザインに関わる人であれば知らない人は居ない「BAUHAUS(バウハウス)」。
バウハウスは1919年に開校され、その後ナチスによってたった14年で閉校。
歴史は短いながらもその功績はとても大きく、建築・工芸・写真・デザイン・美術などの教育を通じて、現在もさまざまな分野に多大な影響を及ぼしています。
「カイザーイデル」の種類
ヴィンテージに根強い人気があるカイザーイデルですが「FRITZ HANSEN(フリッツハンセン)」で新品を購入することも可能です。
テーブルランプ、デスクランプ、ペンダントランプ、フロアランプ、シザーランプと5種類あるので、用途や好みにあわせて選んでみてはいかがでしょうか。
1. テーブルランプ6556-T
6556-Tは、小さめのシェードが特徴的なテーブルランプで、シェルフやコーヒーテーブルに丁度良いサイズ感です。ドーム型のキャップには「ORIGINAL KAISER idell」のエンボス加工が施されています。
2. デスクランプ6631-T
6631-Tは、前述した6556-Tに比べて、大きく広がったシェードが目を引きます。カイザーイデルを代表するモデルとあって、今もなお人気のアイテムです。スチールや真鍮が使われていて、曲線的なラインが美しさが人気の秘密となっています。
3. ペンダントランプ6631-P
6631-Pのペンダントランプは、前述の6631-Tと同じシェードが使われています。シンプルなデザインですが、それゆえに場所を選びません。キッチンやダイニングはもちろん、トイレや玄関など、どこにでもあわせやすいのが魅力です。
4. フロアランプ6580-F
6580-Fのフロアランプは、曲線と直線の美しさが相まって、バウハウスらしいデザインが際立っています。高級感がありながら、機能性も持ちあわせる優れものです。高さは1250~1350mmの間で調節可能!リビングや書斎など、どこに置いても絵になるランプです。
5. シザーランプ6718-W
最後にご紹介するのがシザーランプの6718-Wです。蛇腹アームが一番の特徴で、前後に伸縮させて使用します。フロアランプやデスクランプに比べると存在感があり、インテリア性の高いランプです。
「カイザーイデル」の魅力
わたしが一番欲しかったのが、シザーランプです。部品が一部欠けているのは残念でしたが、ヴィンテージならではの風合いと味がたまりません。
シザーランプ6718の特徴
カイザーイデルは、鉄の構造を熟知する職人だからこそ生み出せた究極の一品といわれています。
彼の名前であるデル(dell)にアイデア(idea)という単語が加えられ、イデルという名前が生まれました。
2枚のプレートが交差する構造が「はさみ」に似ていることから名付けれたシザーランプは、伸縮するアームが最大の特徴です。
バウハウスの傑作カイザーイデルまとめ
一般的にはフロアランプやペンダントランプとして取り入れられることの多い照明ですが、わたしはシザーランプをとても気に入っています。
同じ壁付け照明のなかにはブラケットライトがありますが、シザーランプはアームを動かせる点でとっても便利!縮めたり伸ばしたりすることで、見た目の印象も変わります。
ヴィンテージも現行品も決して安くはない価格ですが、長く愛される名作アイテムには必ず、それに見合うだけの価値があると感じます。
椅子も照明も奥が深いインテリア。自分好みのアイテムを一つづつ増やしていく作業は、これからもきっとやめられません。