2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションした我が家では、キッチンを「壁付け」にしています。
「キッチンを変えるなら対面式!」というイメージが強い日本ですが、必ずしも「Yes」とはいい切れません。そこでこの記事では、わたしが壁付けキッチンを選んだ理由と、ダサいとはいわせないコツをご紹介します。
「壁付けキッチンってどうなの?」と気になる方は、ぜひ参考にしてください。
リノベーションで壁付けキッチンにした我が家の間取り
Before → After
わたしたち夫婦が購入した中古マンションは、当初「壁に囲まれた独立型のキッチン」でした。窓があればまだしも、残念ながら窓はなく「何だか暗い……」という印象だったのを覚えています。
リノベーションではキッチンとリビングの一体感を意識
こちらが、リノベーション後の我が家です。
リビングをなるべく広く使えるよう、壁付けキッチンにするとともに、目につきがちな家電や背の高い家具はリビングから見えないようにしています。
ダサいと言わせないために工夫したこと
工夫したこと
- 目隠し用のキッチンカウンターを造作
- 吊り戸棚ではなく足場板の飾り棚を採用
「壁付けキッチンなんてダサい」と言われないよう、わたしが工夫したのがこちらの2つです。
工夫したこと1. 目隠し用のキッチンカウンターを造作
キッチンカウンターを造作した理由
- キッチンの目隠しになる
- 作業スペースとしても使える
- 配膳しやすい
我が家では、リビングとの間仕切を兼ねて、画像のようにカウンターを設置しています。
「壁付けキッチンはシンクや家電が丸見えになるのが嫌」という方が少なくないですが、カウンターを造作すれば、その心配もありません。
工夫したこと2. 吊り戸棚ではなく足場板の飾り棚を採用
壁付けキッチンの場合、吊り戸棚を付けられるメリット(収納力)があるものの、そのぶん圧迫感が出てしまいますよね?
そのため、我が家では吊り戸棚を「付けない」と決め、その代わりに飾り棚として「足場板」を設置しました。
リノベーションで壁付けキッチンにした理由
日本では昨今「アイランド」や「ペニンシュラ」「L型」など、対面式キッチンが主流ですが、壁付けキッチンにも実は根強い人気があります。
対面式に比べて、壁付けキッチンは場所を取らないですし、壁に面しているぶん匂いの広がりも最小限にできます。
ダイニングやリビング側に飛びがちな水はねもないですし、工夫次第で家電なども隠せるからです。
リビングを広く使いたいときは壁付けがベスト
そもそも、キッチンを壁で囲まれた独立型にするのであれば「壁付けはどうなの?」という悩みはありません。
リノベーションした我が家も、LDKは全て一つの空間です。
こう考えると「広さ」「匂い」「目隠し」の点で、壁付けキッチンがやはりベストな選択だったと感じています。
壁付けにして後悔しないためのポイント
壁付けキッチンのメリット・デメリット
- リビングを最大限に使うことができる
- 料理に集中できる
- ダイニングテーブルを作業台として使える
- 間仕切などで目隠ししない場合はキッチンが丸見えになる
- 吊戸棚を付けられるメリットはあるものの圧迫感が出てしまう
壁付けキッチンと一口にいっても、オープンなのかセミオープンなのか、あるいは間取りによっても使い勝手は異なります。
ポイント1. 「見せる」と「隠す」のバランスを考慮する
家の中で一番、生活感の出やすい場所といえばキッチンですよね。
どんな配置であれ、キッチンをオープンな状態にすると、カップボードや家電がどうしても視界に入ってしまいます。
そのため「キッチンをなるべく見せたくない」という方はクローズ型(独立型)が一番です。
また、I型もⅡ型(セパレート型)もアイランドもペニンシュラも……オープンキッチンにする場合は必ず「見られます」。
ポイント2. ダイニングやリビングと一体感を持たせる
壁に沿って一列に並ぶ壁付けキッチンは、部屋がスッキリして見えるだけでなく、リビングやダイニングを広く使うことができます。
リビングやダイニングと一体感を持たせやすいうえ「見せる収納」を意識すれば、インテリア映えさせやすいところも特徴の一つです。
また、対面式キッチンに比べ、スペースを取らずに済むのも大きなメリットといえます。
ポイント3. 使い勝手が良い「飾り棚」で収納とインテリア性の両方を意識する
壁付けキッチンといえば、多くの場合「吊り戸棚」が設置されています。収納力が魅力の吊り戸棚ではありますが、気になるのが圧迫感!
さらに、手が届く高さが限られる点や、扉の開け閉めが面倒なところもデメリットといえます。
毎日使うキッチンだからこそ、動線は無視できません。
参考にしたい!海外の壁付けキッチン事例
ここからは、海外のキッチンを例に壁付けを採用した間取りを見ていきましょう!
事例1. ダイニングテーブルでリビングと間仕切る
「省スペース化」を目的に壁付けキッチンを採用する場合は、ダイニングテーブルを置くのが一般的なレイアウトです。シンクの高さとテーブルの高さが合うと、見た目にもスッキリします。
事例2. ワークテーブルとダイニングテーブルを一緒に配置
スペースに余裕があるときは、大きなワークテーブルを置いたり、カウンターテーブルをセットするのも方法の一つです。作業台になるうえ、ダイニングスペースとして使うこともできます。
事例3. Tの字にダイニングスペースを設ける
日本ではなかなか、ここまでのスペースを確保できませんが、Tの字にダイニングをセットするとまた雰囲気が変わります。長い一枚板を使えば、半分を作業スペース、半分をダイニングにすることもでき、使い勝手が良くなります。
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壁付けキッチンに「後悔なし」まとめ
実は、悩みに悩んで「壁付けキッチン」を選択したわたしたちでしたが、後悔は全くありません。
「壁付けキッチンも悪くない」ということを、今後も熱く語っていきたいと思います!
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