リノベーションは、施工を担当するパートナー会社だけでなく、施主も一緒に二人三脚で進めていくものですよね?
そのため、思い通りのリノベーションを実現するには、施工会社との密なコミュニケーションが必要不可欠です。そこでこの記事では、打ち合わせ前にやっておきたいことについて詳しくご紹介します。
リノベーションの成功は「打ち合わせ」でほぼ決まる
打ち合わせの前に決めておきたいこと
- どんな家にしたいのか
- 建材には何を使いたいのか
- リノベーションした家でどう暮らしたいのか
我が家は、2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションしています。
家づくりは、内装から設備に至るまで、多くの「選択」があり、実際の施工には多くの人が関わります。
最終ゴールを施工会社と共有できていなければ、理想の家づくりはできないのです。
リノベーションは施工会社との意思疎通が重要
つまり、プランニング前の準備が、その後を大きく左右するということです!
リノベーションの打ち合わせ前に必要なこと
リノベーションの打合せ前に必要なこと
- リノベーションの目的をはっきりさせる
- リノベーションに関する情報収集をする
- イメージをストックする
- 要望やアイデアをまとめる
その理由を、次項で詳しく解説します。
1. リノベーションの目的をはっきりさせる
まず、大切なのは「何のためにリノベーションをするのか」ということです。
「趣味を最大限に生かせる空間にしたい」「家事動線を見直したい」「子育てしやすい間取りにしたい」「バリアフリーの家にしたい」など、目的をはっきりさせておきましょう。
2. リノベーションに関する情報収集をする
目的を明確化させたあとは、ネットや雑誌、リノベーションの関連本をもとに、情報収集をしてみましょう。
資料は、無料で取り寄せられるケースがほとんどのため、気になる会社を見つけたときは、迷わず請求してみましょう。
3. イメージをストックする
良いと思ったものは、とにかくどんどんストックしてみてください。
はじめは、おおざっぱでもOK!
4. 要望やアイデアをまとめる
「インテリアのスタイルは○○」「キッチンは対面式に」「リビングには造り付けの棚が欲しい」など、具体的な要望はノートなどにまとめておきます。
リノベーションでは、施工会社に「イメージの共有」ができてはじめて、具体的なプランを提案してもらえます。
各部屋ごとのリノベーションの検討ポイント
玄関編
ポイント
- 床(モルタル、タイルなど)
- 収納(下駄箱、シューズクローゼットの有無)
リビング編
ポイント
- 床(合板フローリング、無垢フローリング、カーペットなど)
- 壁(クロス、塗り壁、板張り、腰壁など)
- 天井(二重天井、スケルトン、クロス、塗装など)
- 採光や照明
- 収納(壁面収納の有無など)
- 床暖房の有無
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キッチン編
ポイント
- システムキッチンについて(壁付け、ペニンシュラ、アイランドなど)
- 造作か既製品か
- 熱源はガスかIHか
- 欲しい設備(食洗機、電動吊り戸棚など)
- 収納(シンク下、背面など)
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浴室編
ポイント
- 造作か既製品か
- 浴槽の大きさ
- 欲しい設備(浴室暖房、オーバーヘッドシャワーなど)
洗面所編
ポイント
- 造作か既製品か
- 洗面ボウルの数
- 収納(洗面下、鏡の中、壁側など)
トイレ編
ポイント
- タンクの有無
- 床と壁の仕様(素材、アクセントクロスの有無など)
- 収納
リノベーションの打ち合わせで意識すること
ポイント
- 自分たちを知ってもらう
- 打ち合わせの内容をメモに残す
- 分からないことをそのままにしない
- ニーズを引っ張り出してもらうことも大切
その際のポイントが上記です。
ポイント1. 自分たちを知ってもらう
これは、プランニングにおいて、切っても切れない重要な要素です。
ポイント2. 打ち合わせの内容をメモに残す
あとになって「あれ?」と思うこようなことがあっても、メモがあれば安心です。
「言った、言わない」といった事態を避ける意味でも、メモを残しておくとトラブルを未然に防げます。
ポイント3. 分からないことをそのままにしない
リノベーションでは、聞き慣れない言葉や知らない単語が必ず出てきます。
ポイント4. ニーズを引っ張り出してもらうことも大切
リノベーションの打ち合わせでは、できる限り「全て」伝えるのが最初の一歩です。
プランナーは、さまざまなことを総合的に判断しながら、家づくりのプランを練っていきます。
そのため、ニーズを引っ張り出してもらうことも、重要なポイントです。
アイデアのストックは「Pinterest(ピンタレスト)」がおすすめ
ピンタレストをおすすめする理由
- 画像が豊富で見やすい
- 国内だけでなく、海外の事例も多い
- フォルダを作成できるため、保存して見返すのに便利
ピンタレストの使い方
ピンタレストの使い方
- ボードを作成する(「リビング」「キッチン」のようにカテゴリ別にするのがベスト)
- 気に入った画像を任意のボードに保存する
Pinterest
https://www.pinterest.jp/
ボード(フォルダのようなもの)は、最大500まで作成可能です。
カテゴリ毎に分けておくと、あとで見返すのに役立ちます。
情報収集の記録は他の人の役にも立つ
わたしのPinterest
yokoyumyum
https://www.pinterest.jp/yokoyumyum/_saved/
その画像を全て公開しているため、わたしと同じように「キッチンの施工事例を見たい」「海外インテリアを参考にしたい」という方が、わたしのボードを見ることも多々あります。
現在では、月間70万回ほど閲覧されています。
リノベーションの打ち合わせから引渡しまでの流れ
施工会社によって、多少異なる部分はありますが、全体の流れはほぼ同じです。
1. 初回の打ち合わせ後に図面を作成
- Step.1 こちらの要望を伝える
- Step.2 ファーストプラン作成(図面作成)
- Step.3 各設備の選定(ショールーム訪問など)
わたしたちは、上記の流れで図面を作成いただきました。
以降は現場で、あれこれと細かいことを決めることもありました。
2. プラン確定後に工事がスタート
工事の流れ
- リノベーション会社との打ち合わせ
・要望ヒアリング
・図面作成(プランニング)
・再検討
・見積/契約書の内容確認 - 工事申請書の提出・挨拶
- 工事開始
- 施主検査
- 工事完成
- 引渡し
プラン確定後は、いよいよリノベーション工事が始まります。
リノベーションの打ち合わせはミスコミュニケーションを防ぐもの
家づくりは、施主と設計会社のチームワークが何より大事です。
わたしは、勝手に資料を作り、打ち合わせに挑みましたが(笑)後悔はありません。
家づくりは、人生をかけた大きなプロジェクト!
打ち合わせからリノベーションの完成まで、予想以上に時間がかかる場合もありますが、それも含めて楽しむつもりで、ぜひトライしてみてください。
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