この記事では「ダイニングテーブルはいらない」と決めて自宅をリノベーションしたわたしが、実際の床座生活とメリット・デメリットをまとめています。
「ダイニングテーブルはなくても平気?」と思いながらも「やっぱりあったほうがいいのかもしれない……」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
【結論】ダイニングテーブルは必要ない
家を建てるときや引越しを機に「ダイニングテーブルを置くかどうか迷う」という方は少なくありません。
「LDKにはダイニングテーブルを置くのが普通でしょ?」と考える方は多いものの、実はなくても困らない家具の一つがダイニングテーブルなのです。
我が家も実際に「不要」と判断!
ダイニングテーブルを置くメリット
メリット
- 床よりも椅子に座るほうが楽
- 子供の宿題スペースにできる
- 長時間の作業がしやすい
床座に比べると、ダイニングセットのほうが座りやすいですよね?そのため、ダイニングテーブルは、来客の際や足腰の悪い方に向いています。
また、「子どもが宿題をするスペースとして使いたい」というご家庭も多いです。パソコンを使うなど、長時間の作業を行う場合も、床座よりもテーブルのほうが楽といえます。
ダイニングテーブルを置くデメリット
デメリット
- 場所を取る
- テーブルの上が物置き化しやすい
- 掃除しづらい
一方、ダイニングテーブルは場所を取るだけでなくテーブルの上に何かと物が溜まったり、掃除の手間も増えてしまいます。
ダイニングテーブルを置かない理由
ダイニングテーブルを置かない理由
- リビングを広く使いたい(見せたい)から
- リビングにDJブースを置きたいから
- リビングに大きなソファを置きたいから
2016年に中古マンションを購入し、フルリノベーションした我が家のLDKは約18帖です。
ダイニングテーブルを置くことも可能な広さですが、リノベーションをする前からLDKにダイニングテーブルは置かないと決めていました。理由は主に3つあります!
理由1. リビングを広く使いたい(見せたい)から
あくまで我が家の例ですが「リビングを広く見せたい」と考える人は特に、ダイニングテーブルが本当に必要かどうかを疑ってみてください。
また、ダイニングテーブルだけでなく、高さのある家具を置かないだけで、LDKはかなりスッキリした印象になるはずです。
我が家では、リビングを少しでも広く使えるよう(見えるよう)「腰より高い家具は置かない」と決めて、家具を配置しています。
理由2. リビングにDJブースを置きたいから
リビングにDJブースを設置したかったことも、ダイニングテーブルを置かないと決めた理由の一つです。
詳しくは以下の記事にまとめていますので、気になる方はこちらもあわせてご覧ください。
理由3. リビングに大きなソファを置きたいから
我が家は夫婦ふたり暮らしですが、ソファは3人掛けタイプを使っています。ソファで横になったり昼寝をしたりすることを条件にすると、2人掛けでは小さいからです。
なおかつ、ソファはリビングの主役家具でもあるので、ダイニングテーブルよりもソファを優先しました!
ダイニングテーブルの代わりになる家具
代わりになる家具
- ローテーブル
- ソファダイニング
- キッチンカウンター
「LDKにダイニングテーブルを置かない」と決めた場合、代わりになる家具には主に3つの種類があります。ここからは、それぞれの家具を使うメリット・デメリットをご紹介します。
方法1. ローテーブルを使う
ローテーブルのメリット・デメリット
- 部屋が広く感じられる
- フレキシブルに使える(冬はこたつにすることも可)
- 人によっては立ち座りが大変
- 長時間の作業には向かない
一つ目は、ローテーブルを使う床座スタイルです。ローテーブルは文字どおり、高さがないので部屋が広く感じられます。
折りたたみ式を使えば、子どもの遊び場や来客時の寝床として、スペースを有効利用することも可能です。
その半面、足の悪い方には不向きですし、長時間の作業がしにくいというデメリットがあります。
方法2. ソファダイニングを使う
ソファダイニングのメリット・デメリット
- LDKを広く使える
- 長時間の作業もしやすい
- 人数が多い場合は移動が大変
- ソファにあわせるためレイアウト変更しづらい
二つ目は、ソファダイニングを使う方法です。ダイニングテーブルとソファをそれぞれ配置するのではなく、ソファとセットでレイアウトすれば、LDKをより広く使えます。
方法3. キッチンカウンターを使う
キッチンカウンターのメリット・デメリット
- キッチンでの作業台としても使える
- 収納力があり便利
- 通常のダイニングテーブルに比べ高さがやや高い
- 大家族には向かない
キッチンカウンターは、食事だけでなく作業台としても使えて一石二鳥です。特に、壁付けキッチンのお宅にぴったりな家具といえます。
収納も兼ねるため、食材のストックや細々したもを仕舞うのにも便利です。
ダイニングテーブルに関するよくある質問
最後に、ダイニングテーブルに関するよくある質問をご紹介します。
Q1. LDKが何帖あればダイニングテーブルは置ける?
ans.
キッチンを除くリビングダイニングの広さが、最低でも15帖以上あるほうがいいのでは?というのが個人的な意見です。
ソファやテレビも置くことを考えると、15帖未満では圧迫感を感じます。
実際、ダイニングテーブルを置くか置くまいか悩む方は、リビングダイニングが15帖前後の方に多いです。
Q2. ローテーブルで食事する時は正座?
ans.
ローテーブルの高さ次第ですが、40cm以上の場合は座椅子やスツールがあると食べやすいです。
反対に、高さが30cmであれば正座がちょうど良いでしょう。床がフローリングの場合は、ラグやカーペットの上にテーブルを設置してください。
Q3. ダイニングテーブルを置かない場合、来客はどうする?
ans.
我が家の場合、来客がある際はソファに案内しています。
食事をする際やコーヒーを飲む時は、ローテーブルを囲むことになりますが、特に問題はないと感じます。
ただし、足腰の悪い方や年配の方の場合は、折りたたみ式の椅子を使ったり、高さのある簡易テーブルを使って、床座を避けることもあります。
Q4. カウンターを代用するときのメリット・デメリットは?
カウンターを代用する際のメリット・デメリット
メリット
- 限られたスペースを有効利用できる
- 配膳と片付けが楽
- キッチンに立つ人とコミュニケーションしやすい
デメリット
- 仕切りがない場合はシンクが丸見え
- 座れる人数が少なく来客には向かない
- 料理の品数が多いとテーブルに乗りきらない
ans.
メリットは何といっても、キッチンとダイニングを兼用できる点にあります。一方、シンクが丸見えになったり、人数制限がある点はデメリットです。
例えば「使わないときは折りたたむ」「人が多いときはテーブルを広げられる」などの工夫を凝らして造作するのもおすすめです。
シンクとの間に仕切りを設ける際は、配膳しやすいよう天板も一緒に作ると良いでしょう。
ダイニングテーブルはいらない!まとめ
賃貸物件の場合は、広さ(または間取り)からダイニングテーブルの有無が決まります。
しかし、新築やリノベーションをする場合は「置きたい家具を元に間取りを決める」のも一つの方法です。
しかしながらこれは、部屋全体の間取りも関係するため、必ずしもそうとはいい切れません。
「ダイニングテーブルを置いたら部屋が狭くなりそう」と心配な方は、まず床座生活からスタートし、それからダイニングテーブルの購入を検討しても遅くはないはず!
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