ガスコンロにあると便利な排気口カバーについて「危険?」「デメリットは何?」と気になる方は、少なくないと思います。
そこでこの記事では、実際に使ってみてわかったメリット・デメリット、そして注意点をご紹介します。
そもそも排気口カバーはなんのためにある?
フライパンで炒めものを作っているときなどに、飛び散りがちな油や野菜くずが排気口に入るのを防ぐ役割もあります。
排気口カバーの種類
排気口カバーの種類には、大きくわけて2つあります。
- 鍋やフライパンを置けて作業スペースを確保できるもの
- 排気口をすっぽり隠せるもの
コンロの奥にスペースがあるかないかで選択できるタイプが異なるので、迷う場合は上記のどちらを優先するかで判断しましょう。
排気口カバーのメリット・デメリット
続いて、排気口カバーのメリット・デメリットを種類別にご紹介します。
1. フラットタイプの排気口カバー
おすすめ度 ★★★
「なるべく目立たない排気口カバーが欲しい」という方には、高さを抑えたフラットタイプをおすすめします。
スチール製でお手入れも楽ですし、熱に強いので汚れたら拭くだけでOKです。正直、このタイプが一番使い勝手が良いと個人的には思います。
熱い鍋やフライパンをそのまま置きたい人におすすめ
2. 排気口カバー付きのコンロ奥ラック
おすすめ度 ★★★
排気口カバーとラックがセットになった商品もあります。一体型にみえて実は別々になっているので、使い勝手もお手入れも楽です。
ディノスで人気のアイテムとあって高評価の口コミが多数あります。
作りつけのような一体感が欲しい人におすすめ
3. コンロ奥ラック
おすすめ度 ★☆☆
コンロ奥ラックは、棚上を有効利用できる半面、排気口を完全にはカバーできません。油が飛ぶだけでなく、埃やゴミが排気口の隙間に入ってしまうので、このタイプを選ぶ場合はこまめな掃除が必要です。
作業スペースが欲しい人におすすめ
4. ワイドコンロカバー
おすすめ度 ★☆☆
コンロ全体を作業スペース化できる「ワイドコンロカバー」もある役立つアイテムです。しかしながら、調理中は撤去が必須となるので排気口を完全には覆えません。
コンロを作業台として使いたい人におすすめ
5. コンロ奥カバー
おすすめ度 ★★☆
コンロ奥にスペースがないご家庭にぴったりなのが、スリムタイプのコンロ奥カバーです。ただし、汚れを防げる代わりに鍋は置けません。
汚れだけ防げればOKという人におすすめ
知っておきたい!排気口カバーの選び方
ポイント
- 熱源にあった形状を選ぶ
- 排気口のサイズにあわせる
- 魚焼きグリルの使用頻度にあわせる
ガスコンロの排気口は、とにかく汚れやすいです!気にせず使う方もいますが、こまめに掃除をする場合を除いて、コンロは日々汚れていきます。
ここではまず、失敗しない排気口カバーの選び方について見ていきましょう!
選び方1. 熱源にあった形状を選ぶ
排気口カバーは、ガスコンロまたはIHの両方に対応した商品がほとんどです。
選び方2. 排気口にサイズをあわせる
一般的な据置コンロの幅は60cmです。そのため、45cmや75cmなどのサイズをお使いの方は伸縮タイプをおすすめします。
選び方3. 魚焼きグリルの使用頻度にあわせる
あると便利な排気口カバーですが、頻繁に魚焼きグリルを使う人にはかえって邪魔になるかもしれません。
このため、魚焼きグリルを使う時は向きをすぐに変えられる形状を選ぶなど、実際に使うときのイメージをしながら選んでみてください。
排気口カバーを実際に使ってみた感想
中古マンションを購入し、フルリノベーションをした我が家が、キッチンで真っ先に買い足したのがこちらの排気口カバーでした。カバーのおかげで、魚焼きグリルは今も綺麗な状態を保てています。
油汚れを防ぎつつ作業スペースを確保できる
購入した排気口カバーは、鍋やフライパンをサッと置けるだけでなく排気口をすっぽり覆ってくれます。
ただし、グリル使用時は注意が必要
魚焼きグリルを使うときは排気口を塞がないよう注意が必要です。排気口を塞いだままでは、排気できないだけでなく、グリルの熱で火傷するかもしれません。
魚焼きグリルを使用する時は、排気口カバーを後ろにゴロンと倒しましょう!
排気口カバーに関するよくある質問
Q. 排気口カバーのデメリットは何?
ans.
コンロが3口ある場合は、中央の火口が排気口カバーに干渉するかもしれません。そのため、フライパンや大きな鍋で調理する際は手前の火口、中央の火口は小ぶりの鍋専用にするなどして使うことをおすすめします。
また、グリルを使うときは取り外す必要があり、排気口カバー自体の掃除が必要な点も、人によってはデメリットかもしれません。
Q. 排気口の中に食べものが落ちたらどうするの?
ans.
コンロのパネルを外せば取り出せるかもしれません。詳しい手順は以下の記事が参考になります。
Q. 置き型コンロにあう排気口カバーはある?
ans.
ビルトインではなく置き型タイプのコンロには、排気口カバーよりも壁とコンロの隙間を埋めるアイテムが多いです。「使い捨てタイプ」を選ぶという選択肢もあります。
1. コンロ奥隙間ラック プレート
2. 使い捨てIH対応排気口カバー
Q. ニトリにも排気口カバーは売っている?
ans.
ニトリでも購入できます。
カラーはホワイトのみのようですが「IHクッキングヒーター」「ビルトインガスコンロ」のどちらにも対応しています。詳細はニトリの公式サイトをご覧ください。
Q. 排気口カバーを「やめた」人は居る?
ans.
排気口カバーを使うのをやめた人、もしくは「いらない」と感じる人の多くは、以下に当てはまる人だと思います。
- メリットよりもデメリットが気になる人
- IHコンロを使っている人(ガスコンロよりも汚れにくいというのが理由)
- カバー自体の汚れが気になる人(アルミホイルを巻くなどして代用する人が多い様子)
ただし、実際には排気口カバーをやめる人よりも使い続ける人のほうが圧倒的に多いと予想します。
他のもので代用しても、結局は手入れが必要ですし、油汚れや野菜くずなどの侵入を防ぐには、やはりカバーがないと不便だからです。
排気口カバーはデメリットよりもメリット大
排気口カバーは、あるとないとでは大違いの便利アイテムです。デメリット以上のメリットがあるので、使わない手はないと思います。
「排気口を覆っていない」という方は、ぜひこの機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事もあわせてどうぞ
マンションの換気口が寒い!24時間換気の寒さ対策と後付けカバーのすすめ
「マンションの換気口が寒い」「寒さ対策を知りたい」という方に向け、寒さをやわらげるポイントと換気口を塞ぐ後付けカバーをご紹介します。また、北海道に住む我が家が実際に使用しているカバーについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
続きを見る
【注意】マンションの換気フィルターが真っ黒!交換と掃除方法まとめ
24時間換気のフィルター交換と給気口・排気口の掃除方法をまとめています。加えて、3年間ものあいだ放置してしまった我が家の真っ黒なフィルターも載せていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
続きを見る
ハイバック洗面台のデメリットは?後悔する?造作した我が家の体験談
「ハイバック洗面台のデメリットは何?」と疑問を抱く方に向けて、実際にハイバック洗面台を採用した我が家の体験談をご紹介します。ハイバックタイプを使っておしゃれな造作洗面台にする方法についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
続きを見る