この記事では、すのこベッドを長年愛用するわたしが、買う前に知っておきたいメリット・デメリットをご紹介します。
気になるすのこベッドの強度やカビ問題についてもまとめていますので、購入を検討している方や初めてすこのベッドを使う方はぜひ参考にしてください。
すのこベッドのデメリット
デメリット
- 置く場所によって、冬は寒いと感じる時がある
- 人によっては寝心地が硬いと感じる場合がある
すのこベッドの最大の特徴は、通気性の良さです。
しかし、その一方で冬は寒く感じるなど、場合によってはデメリットとなることもあります。
デメリット1. 置く場所によって、冬は寒いと感じる時がある
家の造りによっては、隙間風が入ってしまい、寝る時に寒いと感じる場合があるでしょう。
ただし、ベッドの下にラグを敷いたり、冷気を通しにくい寝具を使えば寒さは解決できます。
また、冬でも湿気は溜まるため、通気性の良さが結露防止にもなることを踏まえると、デメリットとはいい切れないかもしれません。
デメリット2. 人によっては寝心地が硬いと感じる場合がある
すのこベッドにマットレスではなく、布団のみを乗せた場合は「硬い」と感じるかもしれません。
そのため、寝具にあわせたベッド選びが必要ですが、硬いと感じたときは折りたたみ式のマットレスを敷くか、厚手の布団を選ぶのも有用です。
すのこベッドのメリット
メリット
- カビが生えにくい
- 布団だけでなくマットレスも使える
- 一般的なベッドフレームより軽い
- 折りたたみ式がある
すのこベッドには、デメリットがあるものの実のところはメリットのほうが多いです。
メリット1. カビが生えにくい
すのこベッドを使ったことがない方でも、通気性の良さについては想像に難くないでしょう。
湿気が溜まりにくく、風通しが良いのはすのこベッドの最大の特徴であり、それゆえにカビが生えにくいです。
とはいえど、それでもカビが心配な方は「起きたあとサーキュレーターで換気する」あるいは「掛け布団を置いたままにしない」などの対策をおすすめします。
メリット2. 布団だけでなくマットレスも使える
寝具を限定しない点も、すのこベッドの良さです。ベッドを置く場所や、使う人の好みによって使い分けられるのは嬉しいポイントといえます。
布団に比べ、ベッド全体に高さを確保できるので、座るときも起き上がるときも動きやすいです。
メリット3. 一般的なベッドフレームより軽い
ベッドの重さは耐荷重によって異なりますが、一般的なベッドフレームはセミダブルで大体50〜60kgあります。
一方、すのこベッドの重さはセミダブルで20kg前後です。
この重さであれば模様替えをしやすく、女性一人で組み立てることも可能です。わたしも、一人で組み立てた経験があります。
メリット4. 折りたたみ式がある
「ベッドを置いておく場所がない」「和室にベッドを置きっ放しにしたくない」という方には、折りたたみ式を選べるのも、すのこベッドのメリットです。
【選び方】すのこベッドはベッドタイプと木樹で決める
すのこベッドを選ぶ時は「ベッドのタイプ」と「木の種類」から決めてみてください。
選び方1. すのこベッドの種類は2つ
特徴 | |
ベッド式(脚付き) | ・床から離れているため空気や湿気が逃げやすい ・ベッド下に空間があり、掃除がしやすい ・ベッド下の空間を収納スペースにできる |
ベッド式(ロータイプ) | ・高さがないため部屋が広く見える |
折りたたみ式 | ・布団と一緒に折りたためば、効率よく湿気を落とせる ・コンパクトに収納できる ・狭いスペースを有効活用できる ・引っ越しの時の移動費用を安く抑えられる |
選び方2. 主な木樹は4種類
ヒノキ
日本を代表する高級材であり、針葉樹の代表格。水に強く、ヒノキならではの「フィトンチッド」という香り成分は、森林浴と同じ効果をもたらします。
杉
杉は湿気の吸収・放出性に優れています。柔らかいため肌触りが良く、赤と白の木目が大きな特徴です。
桐
桐は他の木材よりも軽量なので、組み立てや移動を楽に行えます。断熱性に優れているため熱も冷気も伝わりにくく、夏も冬も快適に眠れるでしょう。
パイン(松)
木目がシンプルで建築材から家具まで汎用性の高い木です。調湿効果もあり素朴な風合いなので、ナチュラルな内装によく合います。
すのこベッドによくある質問
ここでは「購入前に確認しておきたいこと」をテーマに、すのこベッドについてよくある質問をご紹介します。
Q. すのこベッドの寝心地は?
ans.
すのこベッドは「寝心地が硬い」というイメージが少なくありません。
しかし、実のところ寝心地を左右するのは布団またはマットレスの厚みです。
硬さが気になる方は、以下を参考にしてみてください。
ポイント
- マットレスを使いたい人:マットレスの上に厚手のベッドパッドを敷く
- 布団を使いたい人:布団の下に三つ折りのマットレスを敷く
Q. すのこベッドの強度が気になる
ans.
すのこベッドの強度は「耐荷重」で判断してください。
自分の体重ではなく、ベッドに掛かる荷重を考える必要があるため、体重プラスαで不安のない荷重のベッドを選ぶことをおすすめします。
Q. すのこベッドにもカビは生える?
ans.
わたしの経験上、カビが生えたことはありません。
しかしながら「湿気が溜まりやすい」「風通しが悪い」などの部屋では生えることがあります。
心配な方は「起きたあとサーキュレーターで換気する」あるいは「掛け布団を置いたままにしない」などの対策をおすすめします。
Q. すのこベッドにあわせる寝具の選び方を知りたい
ans.
寝具は、すのこベッドに脚があるか無いかで判断してみてください。
ベッドと床の間に隙間が少ない時は、布団がおすすめです。
反対にマットレスは、床から15cm以上の高さを確保できるベッドに向いています。
ポイント
- マットレスを使いたい人:脚付きのすのこベッドがおすすめ
- 布団を使いたい人:スタンド式のすのこベッド、床置きタイプのすのこベッドがおすすめ
エマスリープがおすすめ
エマ・スリープマットレス
エマスリープは、2015年にドイツで誕生したマットレスです。年々増えるプレミアムマットレスの中で、多くのユーザーから支持されています。
ウレタン製のマットレスも、すのこベッドなら大丈夫です!
お試し期間あり
Q. ヘッドボードを選ぶ基準は何?
ans.
- 小物を置きたい人は棚付き(宮付き)がおすすめ
- スマホの充電マストの人はコンセント付きがおすすめ
- すっきりしたデザインが良い人はパネルタイプがおすすめ
- 部屋が狭い人はベッドボードなしがおすすめ
まずは、ヘッドボードが本当に必要かどうかを考えたうえで、どう使いたいのかを決めてみてください。
愛用歴12年!わたしがすのこベッドを使う理由
すのこベッドを使う理由
- ベッド下の掃除がしやすい
- 女性一人でも動かせる
- ベッドの高さを変えられる
わたしが、すのこベッドを使う理由は3つです。我が家は高級感のあるベッドよりも、使いやすさを重視しています。
愛用理由1. ベッド下の掃除がしやすい
脚付きのすこのベッドに限られますが、高さを確保できると掃除機をかけやすいです。
フローリングに直接ベッドを置く方にとっては、掃除機だけでなくクイックルワイパーが使える点も、嬉しいポイントではないでしょうか。ルンバを使う方も同様です。
愛用理由2. 女性一人でも動かせる
持ち上げることはさすがに無理でも、少しづつ動かしながらの移動なら女性一人でも可能です。そのため、模様替えもしやすいです。
愛用理由3. ベッドの高さを変えられる
すのこベッドの種類によっては、脚の長さを変えられるタイプもあります。我が家が使うすのこベッドは、3段階で調整可能です。
ベッド下を収納として使いたいときは高め、寝室の圧迫感をなくしたい時は低め、と使い分けできる点はメリットです。
すのこベッドはやめたほうがいい?まとめ
まとめ
- 置く場所によって冬は寒いと感じる時がある
- 人によっては寝心地が硬いと感じる人も居る
ただし、
- カビが生えにくい
- 布団もマットレスも使える
- 一般的なベッドフレームより軽い
- 折りたたみ式がある
など、デメリットよりもメリットのほうが多い
ベッドだけでなく、寝具のメンテナンスも考慮すると通気性の良い「すのこベッド」がわたしは一番使いやすいのでは?と感じます。
もちろんデメリットもありますが、これは工夫次第で解決でき、実はメリットのほうが多いです。
「それでも不安」という方は、ホームセンターで購入できる「木製のすのこ」を布団の下に敷いて、試してみるのが良いかもしれません。
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