我が家では、2回目のリノベーションで洗面台の水栓を「壁付け」にしました。そこでこの記事では、壁付け水栓のメリット・デメリット、そして実際の使い勝手をご紹介します。
あわせて、造作した我が家の洗面所もまとめていますので、壁付け水栓について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
知っておきたい!洗面台の水栓の種類
洗面台の水栓タイプには「立ち上がり」と「壁付け」の2種類があります!
洗面台の水栓の種類
立ち上がり水栓
「立ち上がり水栓」は、カウンターや洗面ボウルに取り付けます。洗面台は一般的に立ち上がり水栓が多いです。
壁付け水栓
「壁付け水栓」は、ご覧のとおり壁に水栓を取り付けます。水栓の根元に水が溜まることがなく、スマートなデザインであることから、最近は採用する方が増えています。
壁付け水栓のメリット・デメリット
メリット
- 洗面ボウルを広く使える
- 掃除がしやすい
- 選択肢が少ない
壁付け水栓のメリット・デメリットには、主に3つあると思います。
洗面ボウルを広く使える
「壁付け水栓」は、水栓を垂直方向に取り付けるので、洗面ボウルが大きく設計されます。洗面ボウルに水を溜めて衣類や靴を洗っても、水ハネしにくいのがメリットです。
掃除がしやすい
壁付け水栓は、洗面ボウルまわりの空間を広く使えます。加えて、水栓の根本に水たまりができないので、掃除しやすいことも魅力の一つです。
洗面ボウルと壁を含め、デザインが引き立つ点もメリットといえます。
選択肢が少ない
壁付け水栓は、立ち上がり水栓に比べて選択肢が少ないです。
また、一から造作するのが難しい場合もあるので、メーカー品から選んで取り付けるのが無難だと思います。
洗面台を壁付け水栓に変更した我が家の例
こちらは、リノベーション中の我が家の洗面・脱衣所です。
壁付け水洗&洗面台はサンワカンパニーの「ボルデ」を採用
ハイバック洗面台(ボルデ)を選んだ理由
- ハイバック洗面台は水はねしにくいから
- ハンドソープなどを置けるスペースがあるから
- ハイバックの洗面台は掃除しやすいから
我が家が選んだ洗面台は、サンワカンパニーの「ボルデ」です。素材は人工大理石で、水栓が「GROHE(グローエ)製(※)」となっています。
水栓の上(壁側)と、右側に物を置けるスペースがあるので、とても使いやすいです。
※グローエ(GROHE)は、ドイツの水栓金具メーカーです
壁付け水栓にして後悔なし!
壁付け水栓は、立ち上がり水栓に比べ種類が少ないものの、わたしは「ボルデ」に後悔ありません。水栓の根元に水が溜まらないので、掃除がしやすいです。
「壁付け水栓は選択肢が少ない」とお伝えしましたが、「ボルデ」にデメリットは感じません。
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立ち上がり水栓と壁付け水栓のメリット・デメリットを比較
種類 | メリット | デメリット |
立ち上がり水栓 | ・種類が多い | ・水栓のまわりに水や垢が溜まりやすい |
壁付け水栓 | ・洗面ボウルを広く使える ・掃除がしやすい | ・選択肢が少ない |
立ち上がり水栓は種類が多い
洗面台のほとんどが、実は「立ち上がり水栓」です。壁付け水栓に比べて種類が多いので、洗面化粧台(※)を造作する場合も、立ち上がり水栓で設計することが多いです。
※洗面化粧台:手洗いや歯磨きのほかに、化粧などの身支度をしやすいよう収納や鏡面があるもの
※洗面台:洗面ボウルがあり、手洗いや歯磨き、洗顔を行うためのもの
ただし、立ち上がり水栓は水や垢が溜まりやすい
従来からよくある立ち上がり水栓は、カウンターから水栓が立ち上がっているので水栓のまわりに水垢が溜まりやすいです。
また、洗面ボウルの深さを確保しにくいというデメリットもあります。そのため「洗面ボウルで、じゃぶじゃぶと洗い物をしたい」という方にとっては不向きです。
洗面台を壁付水栓に!メリット・デメリットまとめ
壁付け水栓はこんな人におすすめ
- 洗面ボウルで衣類や靴などを洗いたい人
- 掃除の手間をなるべく省きたい人
立ち上がり水栓も壁付け水栓も、選ぶときのポイントは「使い勝手が良いかどうか」にあります。
デザインの高さや見た目の良さも大切ですが、毎日使う場所なので機能性も無視できません。
このため、「立ち上がり水栓に不満を感じていない人」や「リーズナブルな洗面台を探している人」は、立ち上がり水栓で問題ないといえそうです。
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